皇居外苑
皇居外苑の概要
皇居前広場と1969年(昭和44年)に開園した北の丸公園、それに皇居の周りの内濠に沿った緑地が含まれます。桜田門や二重橋といった東京を代表する歴史的にも貴重な建築物を見ることができます。北の丸地区は皇居内で一般公開がなされている東御苑、皇居外苑地区と連絡し、散策や自然観察などに利用されています。広大な芝生と黒松の木を中心とした広場に、巨大な噴水を上げている和田倉噴水公園など都心で数少ない安らぎの空間となっています。
歴史的背景
江戸時代には江戸城の一部で西の丸下と呼ばれ、幕閣に連なる大名の屋敷、馬場や厩舎が置かれていましたが明治時代に撤去されました。その後、皇室苑地を経て戦後、国民公園として開放することが閣議決定され、1949年(昭和24年)に開園しました。 1971年(昭和46年)に当時の厚生省から環境庁(現:環境省)に管轄が変わりました。
自然環境
皇居のお濠は、都市部にある貴重な水辺と緑の空間で、多様な生物の生育・生息場所となっています。環境省では、この貴重な自然環境を永続的に保護していくために、水質の改善によるアオコの抑制や動植物の保護に取り組んでいます。
スポット紹介
皇居外苑地区の一部を構成する和田倉噴水公園は今上天皇陛下のご成婚を機に完成した水と緑の豊かな公園となっています。 北の丸地区は、旧近衛連隊の跡地を森林公園として整備したもので、皇居内で一般公開がなされている東御苑をはさんで、皇居外苑地区と連絡し、一体的な公園利用が可能となっており、散策や自然観察などに利用されています。
施設紹介
楠公レストハウス
楠公レストハウスは、皇居参観やビジネスシーンでの憩いの場として古くから親しまれてきました。 広々とした施設内には印象的な柱が立ち並び、藍色を基調とした江戸文様のバナーが掲げられるなど、和風でモダンな落ち着きある雰囲気です。
北の丸レストハウス
とんがり屋根が目印の休憩所 “北の丸レストハウス”は、武道館の向かいに位置し、散策や近隣文化施設のイベントなどで公園を訪れる人々で賑わっています。
和田倉無料休憩所
和田倉無料休憩所のある公園は、昭和36年に上皇陛下のご結婚を記念して創建されました。施設内の無料休憩所では、皇室や皇后に因んだ展示物や歴史の解説などが閲覧できます。